死亡時のスクショを家人に見せると「それ、レベル60ぐらいのPTで戦う相手だよ」と言われる。
現時点での私のレベルは42である。そりゃ勝てるわけがない。
ソロで行くのは無理そうなので、家人に援護を要請。承諾してもらう。
「祭壇の間」がどこにあるのかは家人も知らなかった、というか覚えていないとのこと。
それで他に進む道はないと思い込んでいた私は、先ほど死亡した箇所を通るルートへ家人を連れて行く。
「私が落とし穴に落ちた」と勘違いした家人が落とし穴にわざわざ飛び込んでしまった辺りで、この日の運の悪さに気づくべきだったかもしれない。
4つのレバーのある扉のルートが魔晶石へ通じる道だと信じて疑わない私たちは、どんどん先へ進んで行く。
やがて、3つの合言葉を入力する場所へ到着。
合言葉ってなんだ? とFF11用語辞典で調べると、道中のNMの頭文字がそれらしい。
NMの頭文字なんてチェックしていない。
それで家人がオズトロヤ城の入口まで戻り、NMの頭文字を調べに行くことに。
家人がNMを見つけるたびに、私がその名前をメモっていく。
数十分後、NMの名前を調べ終えた家人が戻って来た。
合言葉を入力し、地下へと移動する。
次は「裁きのカギ」なるアイテムを敵からドロップしないと先へ進めないらしい。
私のレベルでは敵が強すぎるため、家人が片っ端からヤグードを狩る。
しかしなかなかカギはドロップしない。
ここで家人がふと「本当にここで合っているのか?」と疑問を口にする。「魔晶石を手に入れるクエストの割には敵が強すぎる」と。
そこで地図サイトを調べ始める家人。
数分の沈黙の後、家人は力ない笑顔を浮かべながら「さあ、入口に戻ろうか」と言った。
言われるままにデジョンリングでサンドリアへ脱出し、本を使ってオズトロヤ城の入口までワープする。
家人は「黙ってついてこい」とだけ言って私にインビジとスニークと高速移動魔法をかけ走り出した。
家人の無言の怒りを感じつつ、必死についていく私。
やがて魔晶石のあるエリアに辿り着いた。
4つのレバーのある扉など開ける必要はなかったのだ。なんという勘違い。
「闇の王は既に復活している」といったニュアンスのイベントを見たあと、魔晶石を入手。
家人とオズトロヤ城に突入してから、既に100分が経過していた。
すっかり疲れ果てた私はデジョンリングでオズトロヤ城を去り、すぐさまゲームをシャットダウンしたのだった。
その後、家人には「下調べはちゃんとしろ」と怒られてしまった。
今度、お詫びに何か奢ろう……。